2007年04月19日

神の見えざる手

数年ぶりに虚無への供物を読み返す。これは去年か一昨年に買った、字の大きくなった文庫の新装版である。




神の見えざる手に導かれて読んだとしか思えない。

だれが考えるであろうか。黄色い部屋の謎から黒死館殺人事件に至る系譜を。そして己がまるでなぞったかのようにそれを読み進めてきたことを。光る薔薇は確かに私を待っていたことを。数年前と同じように。

私だけがそれを記憶の匣に閉じ込めてきたのだ。

錆び付いた鍵穴は低い音を立てながら鍵を受け入れた。

否、違う。それは女性の内部のようになめらかだった……
posted by スイケー at 04:31| 読書一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ホームページ売上アップドットコム|ホームページ診断×SEO対策ツール SEO対策でアクセスアップ